編曲講座~方法と技法

編曲講座~方法と技法

これまでに当講座で取り上げてきた編曲のコツ、編曲のテクニックを紹介します。


  • ストリングスアレンジの極意 その1・・・バイオリン2本、ビオラ、チェロの計4パートを使ったストリングスアレンジ(近日公開)。

理論書は絶対に必要

1、編曲の本

僕が今まで見てきた編曲本の中で、この本こそ究極の編曲本だと思っています。
これほど内容の濃い本は数えるほどしかありません。

編曲に関する技術を特集した本ですが、従来の編曲本とまるで違う視点から解説しています。

以下、AMAZONから抜粋です。

現役編曲家に直接インタビューすることにより、彼らが何をどうやってきたかという、いわば現場の生の声を基に構成。理論編、技術編、実践編、資料編等にわけて解説した、編曲のための指針。

編曲を学ぶ上で重要なのは、とにかく多くの理論書を読むこと。
ストリングスアレンジ、ブラスアレンジ、ドラムアレンジ・・・
編曲家を志すのであれば、多くの知識を学ばなければなりません。

基本的な編曲の知識は、一般的な本で十分習得可能です。
しかし、真の編曲の知識はなかなか習得しにくいものなのです。

真の編曲の知識とは、「編曲にはすべて理由がある」ということを知ることです。

なんとなくストリングスを入れた、
なんとなくギターを入れた、
なんとなくピアノでコードを弾いた、

と言った、「なんとなく」なアレンジは通用しません。

例えば、

ピアノが白玉で演奏している部分で、なぜギターのアルペジオを入れたか?
なぜシェイカーが延々と入っているか?
なぜこのシンセの音色を使ったのか?

そういったことすべてに、きちんと理由があるのです。

その理由を学ぶことが、真の編曲の知識の習得につながります。

普段あなたが何気なく聞いていたCDを、よ~く耳を澄ませて聴いてみてください。

今まで聞こえてこなかった音が聞こえてきませんか?

その音は、どうして入っているのでしょうか?
曲の中で、どういう効果を生み出しているのでしょうか?

そういったことを考える癖をつけて下さい。

こういうトレーニングを繰り返すことで、編曲のスキルは上達するのです。

この本を紹介している理由。それは、「編曲者」のアレンジを徹底的に分析した本だからです。

数多の音楽講座本が出版されている中で、数少ない名本の一つです。

2、ブラス&ストリングス・アレンジ自由自在

ストリングスアレンジができる人は現場でかなり重宝されます。

バイオリンやチェロなどの弦楽器は、楽曲にかなりの高級感を与えてくれます。
生の弦楽器が入るだけで、楽曲に深みが出て、あたかも名曲に生まれ変わったかのように感じることもしばしば。
僕も必ずと言っていいほど、自分の楽曲に生の弦を入れます。

はっきり言います。
ソフトシンセのストリングス音源が、いくら進化しても、生弦の足元にも及びません。

実際に生の弦の音を聴くと、それには納得されるはずでしょう。

楽曲によってはソフトシンセのストリングス音源も使いますが、それは「生弦」とはまったくの別物で、「一つのシンセの音色」として認識するようにしています。

例えばこういうことが言えるでしょう。10万円のライブラリを揃えるなら、アマチュアでも良いので、バイオリン奏者を探し、幾らかのギャラを払って録音させてもらう方が素晴らしいと。

ただ、ここで注意。
一般のバイオリン奏者は、アドリブのできる人が少なく、ほとんどの場合、こちらで楽譜を用意しなければいけません。

すなわち、スコアを書かなければいけないということです。

そして、スコアを用意するということは、当然「バイオリンで演奏可能な楽譜」を書かなくてはなりません。

バイオリンの音域、得意なキー、人間が演奏可能なパッセージ・・・

バイオリンのことをきちんと知っておかないと、スコアは書くことができません。

「バイオリンの勉強をするのが面倒くさいから、生のバイオリンの録音なんてしなくていいや・・・」

と言っていた人に会ったことがあります(^^;)。
開いた口が塞がりませんでした・・・。この人は音楽の芸術性をまったく考えてないな、と。

先ほども書きましたが、生の弦を楽曲に入れるメリットは計り知れません。
バイオリンやチェロは何十万から何百万円もする楽器です。そんな楽器の音が、自分の曲に入るんですよ。
ゾクゾクしませんか?

実は弦楽器の譜面は、その楽器の持つ特性・音域を知っていれば、誰でも簡単に書けるんです。

弦楽器の勉強をするなら、まさにこの本です。
弦楽器から金管楽器まで、楽器の解説や譜面の書き方、DTMでの打ち込みといったことまで、すごく丁寧に書かれています。

この本を書店で見かけたときは感動しました。
もっと早くこの本に出会っておけば良かった、と・・・。

3、エンジニア直伝!エフェクト・テクニック基礎講座

説明を書くまでもありません!

断言します。持ってて損はありません。

必ず役に立ちます。
特に、リバーブ・ディレイなど空間系のエフェクトの使い方は、本当に勉強になりました。

ディレイタイムに黄金律があるのって知ってました?
このタイム設定にすれば、誰でも歌が上手く聞こえるという・・・(笑)。

amazonのサイトから、この本に関する説明文を抜粋してみました。

『サウンド&レコーディング・マガジン』で好評を博した、エフェクターの使いこなし特集が1冊にまとまって登場! エフェクター全般の一般知識に加え、ディレイ、リバーブ、コンプレッサー、イコライザーそれぞれの使用方法を、サウンド&レコーディング・~~マガジンならではの一流講師陣が詳しく解説しています。雑誌掲載時にはサウンドが付いていなかった記事も、新たにデモ・サウンドを付録CDに収録しているほか、エンジニア杉山勇司氏による新原稿“ミックスにおけるディストーション・コントロール”もアリ(もちろん付録CDで確認できます)。エフェクターのことは、もうこれでばっちり! 『エンジニア直伝! ~~ レコーディング・テクニック大全』と共に、宅録家なら手元に置いておきたい1冊です!~

僕の作業机には、いつもこの本が置かれています。


MOKI所有の本を撮影してみました。画質がちょっと暗いです(^^;)


↑MOKI所有の作曲本・作詞本・編曲本等を撮影してみました。

作詞術がボーカル本の下に埋もれてしまい、見えにくくなってしまいました・・・。

もっとありますが、写真に載っている本が手放せない本たちです。
ストリングス本は、古いバージョンのものを所有しています。
今は表紙が新しくなってます。

本は本当に読んでおいた方が良いです。
本に書いてあることを、わざわざ音楽学校で習う。それほどバカらしいことはありません。

「自分の引き出しを増やす」のに、読書は簡単で確実な方法です。