ありったけの愛を その2

「歌詞」「メロディー」の相互作用が大事

楽曲制作には、以下の3つのパターンがあります。

  1. 詞を先に書き、曲を後でつけるパターン(業界では“詞先”と呼ばれる)
  2. 曲を先に書き、詞を後で書くパターン(業界では“曲先”と呼ばれる)
  3. 歌詞も曲も同時に思い浮かぶパターン(シンガーソングライターに多く、どちらか言うと特殊な形)

3は特殊な例なのですが、これらすべてに言えるのは、曲も詞も、制作第一段階での完成」はありえないということです。

歌は生き物です。変化していくものです。

良いメロディなのに、歌詞がつけにくいという状況も出てくるでしょう。
良い歌詞なのに、メロディーがつけにくいという状況も出てくるでしょう。

そういうとき、「第一段階」の状態に固執する必要はないのです。
詞も曲も変化させていけば良いのです。

プロは、スケジュールの関係上、そういったことを自由にできない場合が多いですが(※プロの場合、できあがった詞や曲が、その時点でかなりのレベルに達しているので、そのまま納品となることが多い)、アマチュアの世界では十分可能なことです。
アマチュアの方の最大のメリットは、楽曲制作に好きなだけ時間をかけれることですから。

ただ、残念ながら、アマチュアの方の曲は、詞の方がパワーが強く、どちらか言うとメロディーが弱い曲が多い気がします。
逆のパターンもあり、メロディーが良いのに、詞がイマイチというパターンも。
そういう曲を聴くと「もったいない」と感じるのです。

今の世の中、音楽配信はプロのレーベルに所属しなくても、誰でも簡単にできます。

本当にあなたがプロになりたいのであれば、徹底して「良い曲」を書くべきです。

名曲を1曲書き、インターネットを使って配信すれば、すぐに話題となるでしょう。

そういうことで、作品に妥協は禁物です。
作詞家&作曲家、お互いを高め合う楽曲制作こそが、名曲を生み出す第一歩だと思います。

歌詞を手直ししていく

まず、歌詞を作成しましょう。
歌詞がイマイチなら、メロディーも良いものはつけられません。
そういうものです

下記は私が書いた「初期段階の歌詞」です。
自分で言うのもなんですが、なかなか熱い歌詞になっていて、一見すると、そんなに変なところは見当たりません。
しかし、手直ししなければならない部分がたくさんあるのです。

さあ、あなたなら、どこをどう手直ししますか?


「ありったけの愛を」

【サビ】
ありったけの愛と がむしゃらな思いを
君に今、送るんだ いつまでも
強く踏み込んでゆく 何も言わずに
君を今 抱きしめる

【1-A】
見慣れたはずの景色が 今日は潤って見えたよ
両手に抱えきれないほどの 花を持った僕が立っている

ゆっくり扉を開く まぶしい朝日の下で
優しい言葉だけじゃ伝わらない想いがあるから

【1-サビ】
ありったけの愛と がむしゃらな思いを
君に今、送るんだ いつまでも
強く踏み込んでゆく その手引き寄せた
君を今 抱きしめる

【2-A】
僕がもっと器用だったなら 君の優しさが見えずに
きっと乾いて静かに すれ違って 消えてしまっていた

傷つけあったお互いの 過ちを許しあえた
それはとても温かい神様がくれた本当の愛だから

【2-サビ】
ありったけの愛と がむしゃらな思いを
君に今、送るんだ 光の中で
強く踏み込んでゆく 何も言わずに
君を今 抱きしめる

【2-サビ2】
ありったけの愛と がむしゃらな思いを
君に今、送るんだ いつまでも
虹の彼方見つめ 強く決めたんだ
君を今 抱きしめる

君を今 抱きしめる