力のある「サビ」を作る



どんな曲も「サビ」のメロディーが一番重要です。
ということで、まず力のある「サビ」のメロディーを作るところから始めたいと思います。


まず、「サビ」の歌詞に注目してみましょう。


【サビ】
ありったけの愛と がむしゃらな想いを
君に今、送るんだ いつまでも
強く踏み込んでゆく 言葉を越えて
君を今 抱きしめる



何度も言いますが、楽曲の良し悪しを決めるのは「サビ」のメロディーです。
極端な話、「サビ」のメロディーさえ良ければ、Aメロがどんなメロディでも成立してしまいます。
そのため、「サビ」のメロディーには魂を込めましょう。
歌詞の世界観を広げることができ、なおかつ耳に残る「サビ」を考える必要があります。


この「サビ」は、
「ありったけの愛と がむしゃらな想いを 君に今、送るんだ いつまでも」
が前半。

「強く踏み込んでゆく 言葉を越えて 君を今 抱きしめる」
が後半だと考えられます。

前半のメロディーさえ決めれば、後半はそのメロディーを少し動かすだけで作成できます。

まずは前半に集中してみましょう。


前半には、この曲のタイトルにもなっている「ありったけの愛」という言葉が出てきますね。

「ありったけの愛と がむしゃらな想いを」
を1段目とし、

「君に今、送るんだ いつまでも」
を2段目にして、

ここではこの曲のタイトルにもなっている「ありったけの愛〜」が含まれている一段目にインパクトを持ってきたいと思います。


それでは、一段目をさらに分析しましょう。

「ありったけの愛と がむしゃらな想いを」の中では、「ありったけの愛」よりも「がむしゃらな想い」の方が、言葉の力が強く感じませんか?>

言葉の強さと、メロディの強さは比例させなければなりません。

よって、メロディも「ありったけの愛」<「がむしゃらな想い」という図式がイメージできます。
少し説明が難しかったので、下に図を用意しました。


ありったけの愛 歌詞の力関係の図式 その1



いかがでしょうか?お分かりいただいたでしょうか?

次に、先ほど選んだキーワードを元にして考えてみます。
先ほど、「プラス思考」、「優しさ」、「力強さ」の3つにキーワードを絞りましたが、そのうち「優しさ」、「力強さ」にスポットを当ててみましょう。
このサビに「優しさ」と「力強さ」を加えるとしたら、どういう風になるか。
違う図で表すと・・・


ありったけの愛 歌詞の力関係の図式 その2



上記のような図になりました。

この図を頭にイメージして、メロディをつけていくわけです。
この図を見ただけで、出だしにドカーンと力強いインパクトを持ってきて、最後の「君を今抱きしめる」で優しく終わるというのがイメージできますよね。

これだけの「きっかけ」があれば、メロディも生み出しやすいのではないでしょうか?
何も無いところから創作するより楽ですし、「歌詞のイメージを外すことはない」と思います。


逆を言えば、ここまでしっかりと考えなければ、良いメロディーはなかなか書けないということです。

作曲はセンスが重要とは言われますが、「分析力」も重要なのです。


それでは、MOKIが実際にどんなメロディーをつけたか、次のページで実際にお聞き下さい。


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作曲家、ピアニスト MOKI
MOKI

京都在住の28歳。

作曲家、ピアニスト
Webクリエイター


数多くの楽曲制作、ライブ、レコーディングで鍛えられる。
Digital Performerを使っての楽曲制作は、音速を超える。自称DPの鬼。
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