僕は大学時代、家庭教師をし、数多くの受験生を教えました。
始めは「阪神受験研究会」(あえて名前を出します)という家庭教師派遣センターからの派遣教師として教えに行ってたのですが、
なんとこの阪神受験研究会(場所は玉造でした)が倒産しまして、家庭教師の給料を持ってとんずらされてしまったのです!!
6万円くらい持ち逃げされたでしょうか・・・。裁判を起こすにも、証拠となる家庭教師レポートを、その逃げた張本人が持っていってしまったため、どうにもなりませんでした。
学生ながら、汚い大人の世界を見た気がしました。
で、阪神受験研究会を辞めた後は、「学生有志会」なる家庭教師派遣団体に入り、さらには個人で家庭教師業を始めました。
個人で家庭教師を始めるのって難しそうですが、実は大学の掲示板などに「家庭教師を募集します」という、近所の親御さんからの依頼がよく貼られていたんです。
それを見て、興味があればそのご家庭に電話をしてみるんですが、つまり業者を介さずに直接やりとりをするんですね。
立派な個人契約です。
で、一度ご家庭に伺って面接をしてもらうのです。
自慢ではありませんが、面接に伺って「やっぱり辞めておきます」と言われたことはありません。
実は面接で落とされることって多いらしいのですが、僕の場合は運良く親御さんに気に入っていただき、家庭教師の仕事には不自由しませんでした。
ちなみに、よく家庭教師の個人契約のお値段ってどれくらいの相場ですか?
と聞かれるのですが、教える内容にもよりますが、僕の場合は大体、
中学生:一時間1700円
中学受験生:一時間2000円
高校生:一時間2500円
高校受験生:一時間3000円
という設定をさせていただいてました(※ここに往復の交通費がプラスされます)。
この相場はどうなんでしょうか?
そんなこんなで、家庭教師をやっていたわけですが、12人の生徒さんを教えました。
その中でも、特に印象深かった2人の生徒さんをご紹介します。
まず、登校拒否児だった高校3年生のY君。
登校拒否ということで、高校の授業にはまったくついていけてなかったのですが、
まず、本人を知ることが先決だと思い、はじめの2,3回は授業をまったくせずに、Y君と色々話をしました。
なぜ登校拒否をしているのか?
大学に入って何がしたいのか?
友達付き合いはどうか?
趣味は何か?
とにかく色々話したことを覚えています。
登校拒否の理由ですが、一般によく言われる「イジメ」が原因ではなく、本人の病気によるものでした。
とにかくY君は体が弱いらしく、学校を休みがちでした。
学校を休むと、授業は当然進んでいるわけですから、授業の内容が分からなくなります。
頻繁に体を壊して、学校を多く休むと、どんどん学校の授業が分からなくなるわけです。
これには、本人が相当焦っていただのでしょう。
段々学校へ行くのがしんどくなってきたようで、いつしか登校拒否をしていた、というものでした。
長くなりそうなので、第二話へ続くことにします。